4本足の警備員たち:猫のムーシャやバルシクがクルスク郷土博物館を守る

Runet(ロシアのインターネット)ユーザーたちは、クルスク市(ロシア中央連邦管区)の郷土博物館とサンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館の間に驚くべき類似性があることを発見した。これらの博物館と美術館の展示品は、4本足の猫の警備員たちによって守られているのだ。
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クルスクの猫たちはネズミから文化遺産をしっかり守っており、サンクトペテルブルクの猫たちにまったく劣っていない。ただ、クルスクの猫たちは屋外で暮らしているが、エルミタージュの猫たちには専用のスペースが与えられており、より快適な環境で生活している。しかし、クルスクの猫もペテルブルクの猫も同じようにエサを与えられ、大切に世話をされている。

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エルミタージュの猫たちの歴史はピョートル1世の治世までさかのぼるが、クルスク郷土博物館に猫の警備員が登場したのは、わずか30年前。現在、クルスク郷土博物館ではオス猫2匹とメス猫5匹が暮らしている。同博物館の最も活動的な警備員は「ムーシャ」という名前のメス猫。ムーシャが、博物館のホールに侵入しようとするネズミを見逃すことはない。なお、ネズミを捕まえる数が最も多いのはオス猫の「バルシク」。バルシクは毎晩、少なくとも3匹のネズミを博物館の入り口まで持ってきて、その日の仕事の報告をする。猫の警備員たちはネズミを食べないが、発達した狩猟本能のおかげでネズミを見事に捕まえ、クルスク郷土博物館の豊富なコレクションをネズミの被害から守っている。

先に「スプートニク」は、ロシアで博物館のネコ組合が設立されたと報じた。この組合の発足は猫たちの法的根拠を文化施設に定める力になるという。

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