ソロヴィヨフ氏によれば、温室プロジェクトを構築したのは医療生物学問題研究所。エンジニアらは大きな容量の4セクションでオペレーターの手助けなしにライン生産方式で穀物を栽培する技術開発に取り組んでおり、国際宇宙ステーションで世界初の宇宙パンを焼くためには、穀物をいかに粉砕するかという問題もまだ解決しなければならない。
同研究所が念頭に置いているのは、中におかずを挟んで食することのできるピタ・パン。宇宙パンに求められるのは長期保存が効き、パンくずが出にくく、カビも生えず、パンの味と香りが長い間楽しめること。こうしたレシピも考案しなくてはならない。
先日、ロスコスモスはステーションの使用期限を2030年まで延長する可能性が検討されていることを明らかにしている。
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