緊急事態管理当局は災害についてツイッターに投稿し、その中で、スフリエール火山の噴火後、大規模な停電が発生したことを明らかにした。それによれば、現地では火山雷の稲妻が光り、雷鳴が轟き、広域で停電し、火山灰に覆われているとのこと。
また大部分の住宅では現在も水道と電気が止まった状態が続いているという。
AP通信の情報によれば、この災害で1万6000人以上が避難を余儀なくされたが、死者や負傷者は出ていない模様。
テレビ局CNNは、現地当局は、数日あるいは1週間にわたって噴火が続く可能性も除外していないと伝えている。9日に発生した噴火では、火山灰が垂直に噴出し、その高さは6000メートルに達した。
セントビンセント・グレナディーンのラルフ・ゴンサルベス首相は、これより前、11万人の国民の一部に対し、火山噴火の恐れがあるとして、避難命令を出していたが、火山噴火を受けて、緊急事態管理当局はさらなる住民の避難を呼びかけた。
これより前、イタリアのシチリア島のエトナ火山で2月16日以降17回目となる火山活動の高まりが確認されたと伝えられていた。
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