WHOの発表には、次のように書かれている。「補足データが必要。査察は2021年の5月と6月に行われる。」
WHOは、ロシアのワクチンの安全性評価の時期についてはすべての監査が終了し、補足データが出そろった時点で発表されるとしている。
非常事態での使用にすでにWHOの認可の下りている他のワクチンについては、生産現場の査察は行われず、データのみで済ませられる。
ロシアの「スプートニクⅤ」は15億人超の人口を抱える世界およそ60か国で承認されている。
2月2日、科学誌『The Lancet』が、高い効果と安全性が認証されたロシア製の新型コロナウイルス用ワクチン「スプートニクV」の臨床実験の第3フェーズの結果を公表した。製薬の効果は91.6%とされ、60歳以上の治験者では91.8%だった。また、同ワクチン接種後の新型コロナウイルスに対する抗体は98%の治験者で確認がされた。
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