ナショナル・インタレスト誌が明らかにした米ICBMの複雑な問題点

米国はまもなく、半世紀前の時代遅れの大陸間弾道ミサイル(ICBM)が現役であるという事態に直面する。専門家のピーター・ハッセー氏がナショナル・インタレスト誌に寄稿した。
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記事でハッセー氏は、ICBMの「ミニットマンIII」の延命計画を支持する人々を強く批判し、新たな核戦略抑止力ミサイル(地上配備戦略抑止力・GBSD)の製造計画の必要性を指摘している。

米国防総省、大陸間弾道ミサイル「ミニットマンIII」の発射実験を実施
同氏によると、「ミニットマンIII」にはすでに1990年代末と2000年代初頭の2回にわたり、耐用年数を2030年まで延ばす改良を行っている。

ハッセー氏は、「残念ながら、ミニットマンIIIの寿命を延ばすことはもうできない」と述べている。

同氏は、大陸間弾道ミサイルに関わるシステム全体、つまりインフラ、指揮や統制、産業基盤の改善が必要だと指摘している。

米軍の統合参謀本部副議長のジョン・ハイテン将軍は、60年前に配備されたこの古いミサイルは10年後には劣化し始めると説明している。米戦略軍のチャールズ・リチャード司令官も、このハイテン氏の考えを十分に理解している。

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