食品医薬品局は、これまで米国では同社ワクチンは680万本使用されたと発表している。現在、食品医薬品局と疾病予防管理センターは、米国の女性が同社ワクチンを接種後に「稀だが重症化」した血栓症6例について調査を行なっている。
疾病予防管理センターは、14日にこれらの関連性の評価と今後の研究について予防接種の実施に関する諮問委員会と協議することを予定している。発表では、それまで同ワクチンの使用を中止するよう推奨している。
3月11日、ジョンソン・エンド・ジョンソン社のワクチンを欧州連合(EU)が承認し、また12日には世界保健機関(WHO)が同ワクチンを緊急使用することを勧告した。
以前、一連の国々で主に60歳以下の人に血栓症が発生したことから、フィリピンや韓国、オランダなどで、同年代へのアストラゼネカ社ワクチンの使用が中止されている。その後、韓国はこの規制内容を変更し、今後は国内で30歳以下の人へ接種しないこととした。こうした措置は英国でもとられている。
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