新型コロナウイルス

オーストラリア 米ジョンソン・エンド・ジョンソン社製ワクチンの購入を控える

オーストラリア政府は13日、米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が開発した新型コロナウイルスワクチンの購入を控えることを明らかにした。同国のシドニー・モーニング・ヘラルド紙が、当局の声明を引用して報じている。
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同紙によると、オーストラリア当局の決定は、J&Jのワクチンと同タイプであるアストラゼネカ社製の新型コロナワクチンがすでに同国で生産されていることによるものだという。

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豪保健大臣の報道官は、「J&J社が所有するヤンセンファーマ社製のワクチンは、アデノウイルス・ベクターをベースにしているため、アストラゼネカ社のワクチンと同系統のものとなる。現時点では、豪政府はアデノウイルス・ベクターの他のワクチンを購入する予定はない」と発表している。

一方で同紙によると、J&J社は、ワクチン供給についてオーストラリアと合意する前に、ワクチン接種によって副作用が生じた人が裁判所に行くことなく一定の保証を利用できる制度が国内にあることを条件としていた。しかし、オーストラリアはこの補償制度を採用していない。

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