ロシア外務省 米軍のアフガン撤退延期にコメント

米国がアフガニスタンからの米軍撤退期限を予定の5月1日から9月11日への変更を公にしたことを受け、14日、ロシア外務省のマリヤ・ザハロワ公式報道官は声明を表し、軍事紛争の激化とアフガニスタン国内の直接交渉を開始する尽力への支障がでるとの憂慮を表した。
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米国が9月11日までにアフガニスタンからすべての軍隊を撤退=ワシントン・ポスト紙の情報筋
「米国がアフガニスタンからの自国軍の撤退を今年の9月11日までに行う構えを発表したことは、2020年2月29日に米国とタリバンの間で調印し、5月1日までに米軍の完全撤退を約束した合意への明らかな違反である。これを受けて近未来でアフガニスタンでの軍事紛争が激化する恐れが憂慮される。まずアフガニスタン国内の直接交渉を開始する尽力に支障がでるだろう。」ザハロワ報道官の声明はロシア外務省のサイト上にこう表された。

2020年2月末、カタールで米国と武装勢力タリバンは18年を超える戦闘ではじめて和平に関する署名合意に達した。2021年3月に米国のジョー・バイデン大統領は、5月初旬までにアフガニスタンから軍を撤退させるのは困難と表明している。

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