ロシア 夏までにオープン・スカイズ条約脱退の可能性

下院エネルギー委員会委員長でドイツ連邦議会との連絡代表団の調整役であるパーベル・ザバリリヌィ氏は、ロシアは夏までに、「何も起こらない場合」、オープン・スカイズ条約を脱退する可能性があると発表した。
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同氏は、この間のロシアのウラジーミル・プーチン大統領と米国のジョー・バイデン大統領による電話会談でオープン・スカイズ条約が議題にのぼり、バイデン大統領が同条約の今後の発展で問題を提起したが、しかし、この言葉には米国側からのいかなる行動も伴わなかったと指摘した。

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15日に開催されたドイツ議会メンバーとのオンライン会談でザバリリヌィ氏は、「4月15日、ロシア側はオープン・スカイズ条約脱退に関する国内手続きに着手することを余儀なくされた。また、我われには、安全保障に関連するすべての条約から脱退するという米国の意向が見られる」と表明した。

同氏は、ロシアは当初採択されたままの形で条約を維持しよう試みたと強調。しかし、今後、何も起こらなかった場合、夏までにロシアは条約を脱退することになる。

2月初旬、ロシアは新戦略兵器削減条約(新START条約)の延長に関して米国と書簡を取り交わした

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