チャールズ・ゲシキ氏はロスアンゼルス郊外で暮らしており、4月16日に死亡が確認された。
アドビ社では「当社全体にとって、また技術産業界にとって大きな損失だ。ゲシキ氏は技術産業にとって目標であり、長年にわたり英雄であった」とコメントしている。死因については明らかにされていない。
ゲシキ氏はカリフォルニア州パロアルトにあるゼロックス研究所でキャリアをスタート。その時の同僚であるジョン・ワーノック氏と共同で1982年にアドビを設立。PDF(Portable Document Format)技術の開発にも参加した。
製品第1号となったのはPostScript。シャンタヌ・ナラヤン社長兼CEOは、ゲシキ氏のおかげでアドビ社は常にイノベーションを目指していたと語る。PDFのほか、ゲシキ氏のもとでAcrobat、Illustrator、Premiere Pro、Photoshopなどのアドビ製品が誕生した。
2009年、ゲシキ氏とワーノック氏はオバマ大統領(当時)から技術・イノベーション分野のナショナルメダルを授与された。
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