韓国、IAEA調査団の活動に参加へ 福島第1原発の処理水海洋放出

日本政府が福島第1原発の放射性物質トリチウムを含む処理水を海へ放出する方針を決めたことをめぐり、韓国は国際原子力機関(IAEA)調査団の活動に参加する。韓国外務省が、国会で20日に発表された報告書の中で伝えた。
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報告書では「韓国に直接害を及ぼす恐れがあるため、より多くの情報を交換する必要がある」と述べられている。

また韓国外務省は、韓国側がIAEA、国連、世界保健機関(WHO)と協力する意向であることを指摘し、「客観的な科学的検証とモニタリングプロセスを保証するために、あらゆる努力が払われる」と強調している。

韓国のチョン・ウィヨン(鄭義溶)は19日、日本政府が福島第1原発の処理水を海に放出する方針を決めたことについて、IAEAの基準に適合した手続きに従うなら反対しない考えを示した。

鄭外相は17日、同国を訪問したケリー米大統領特使(気候変動問題担当)に対し、福島第1原発処理水の海洋放出の決定をめぐり、韓国政府の深刻な憂慮を伝達し、日本への情報公開要求について米国の協調を求めた


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