チャド大統領 戦闘で負傷し、死去

チャドのイドリス・デビ大統領が北部での交戦地帯で負傷し、死去した。同国軍の公式報道官をつとめるアゼム・ベルマンドア・アグナ将軍の声明を伝えるチャドTVの報道をフィガロ紙が引用して報じた。
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アグナ将軍の話ではデビ大統領は19日、首都ヌジャナメから北で行われていた反政府武装勢力の殲滅作戦を率いていた際に負傷した。

イドリス・デビ氏は1990年12月のクーデター以来、終始大統領としてチャドに君臨し続けていた。享年68歳。デビ氏はフランスをはじめとする西側諸国から忠実な連合国と呼ばれてきた。フィガロ紙はデビ氏は大統領になる前は将校だったと報じている。

BBCニュースによると、チャドの選挙管理委員会は、4月11日の大統領選挙で、1990年から大統領職にあるイドリス・デビ軍団長が勝利し、6期目の再選を果たしたと発表。デビ氏は79.32%の票を獲得したが、現在、チャドの議会と政府は解散している。BBCの報道によると、権力は軍事評議会に移行。この先18ヶ月間は軍事評議会がチャドを率いる。

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