ハンスト中のナワリヌイ氏が容態悪化、点滴に同意

露ウラジーミル州の刑務所に収監された反体制派指導者のアレクセイ・ナワリヌイ氏は招聘医師との面会が認められないことに対する抗議としてハンガーストライキを決行していたが、衰弱のあまり容態が悪化し、受刑者用の結核病棟に移されてグルコースの点滴を受けることになった。ナワリヌイ氏の顧問弁護士によると、同氏は現在、会話に支障が生じるほど衰弱し、寝たきりだという。
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先にナワリヌイ氏は招聘医師との面会を要求し、ハンガーストライキを開始したことをインスタグラムのアカウントから明らかにしていた。ナワリヌイ氏の顧問弁護士らは面会後にリアノーボスチ通信の取材に応じ、同氏は足と背中に痛みを覚えていると発言した。

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容態悪化を受けて医師会はナワリヌイ氏を刑務所から受刑者用の病院に入院させる決定を下した。

弁護士によると、ナワリヌイ氏は衰弱していることから、寝たきりだという。口数も減っており、生命の危険があることから、病院側は強制的に食事をとらせるなどの措置を検討しているという。

病院側はグルコースの点滴を用意しており、ナワリヌイ氏は点滴を受けることに同意を示しているとのこと。


アレクセイ・ナワリヌイ氏は現地時間の1月17日夜、治療先のドイツから帰国し、モスクワのシェレメチェボ国際空港に到着して間もなく当局に拘束された。ナワリヌイ氏はこれまで2度の横領容疑で執行猶予付きの有罪判決を受けていた。加えて2020年12月末には新たな横領容疑が発覚したことにより、ロシア連邦検察委員会はナワリヌイ氏を再び起訴していた。また、猶予期間中に犯した一連の違反行為によりナワリヌイ氏は2020年12月29日以降から当局の捜査対象となっていた。

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