ウクライナへの無人爆撃機売却はロシアへの対抗措置にあらず=トルコ外務省

トルコはウクライナに事前条件抜きで無人爆撃機の売却を決定した。ただし、この取引はロシアへの対抗措置ではない。トルコのメヴリュット・チャヴシュオール外相が20日の記者会見で表明した。
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トルコのドローン・メーカー、ベイカー社はウクライナが同社の製品を購入したことをリアノーボスチ通信の取材に応じた中で明らかにした。チャヴシュオール外相は現地メディアの番組に出演した中で、この取引がロシアを標的としたものではないことを強調した。

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我々は要請に応じて売却する。事前条件はない。この取引はロシアに対抗するものではない。仮にロシア側で我々の製品を必要とするのならば、我々がS-400(ロシアの地対空ミサイル:スプートニク日本編集部)を購入したように、自国の製品を販売する。我々は幸いにも、高い製造能力を誇り、売るに値する製品がある。

また、チャヴシュオール外相はS-400ミサイルの新たな購入についてロシア側と交渉を継続する姿勢を示したほか、国際線の運航再開とロシアからの観光客受け入れ再開に向けて協議するため、ツーリズム省の高官とともに近くモスクワを訪問する。

トルコでは新型コロナウイルスの感染拡大が激しさを増し、4月16日には新規感染者数が過去最多の6万3082人に達した。こうした状況を受けてロシアは6月1日までトルコとの航空便乗り入れを一時停止する決定を下していた。

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