原油価格が下落 コロナウイルスのリスクと米国のストックデータに起因

21日朝の取引データによれば、世界的な原油価格は新型コロナウイルスのリスクが再び高まったことから下落傾向を示した。また、投資家らは米国石油協会(API)の同国の原油ストックデータに注目した。
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日本時間3時現在、北海ブレント原油先物6月限の価格は0.72%安の1バレル66ドル9セント、また、WTI原油先物6月限の価格は0.81%安の1バレル62ドル16セントの値を付けた。

原油価格は、新型コロナウイルスに関する状況が経済の回復、つまりは原油需要にとって再び大きな不安材料となり始めただけに、下落傾向を示している。たとえばインドや日本では、厳しい検疫規制のリスクにつながる感染者の増加が見受けられる。

AFP通信のアナリストであるアクシ・スティーブン・イネス氏は、「感染が広がっている日本とインドは原油の2大輸入国であり、ここでは原油の世界的需要の16%超を占めている。(略)おそらく、このことは今年の世界的な原油需要の予想を下方修正させることを余儀なくさせる」とコメントした。

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