ロゴージン氏によると、宇宙飛行士が今後、ロシアの新規軌道ステーションに飛ぶ機会はISS時代に比べて多くなり、一方でミッション期間が短くなる予定。ステーション自体は訪問型であり、常時居住型ではないとロゴージンCEOは説明。クルーを「過度の放射線リスク」に晒さないために必要なことだという。ロシアの新規軌道ステーションのモジュール第1号は2025年までに打上げ準備が整うが、これはISS用の研究エネルギーモジュールになるという。
計画では、新規ステーションには5つのモジュールが入る。そのうち1つは商業モジュールで、2つの大きな窓とWiFiを備え、旅行客4人の収容が可能。
ロゴージン氏はまた、2025年以降にISSのロシアモジュールの責任を米国に移管する可能性があることに触れた。
「パートナーであるNASA(米航空宇宙局)と交渉を始めつつある。一定の相互の義務があり、その履行なしにステーションは存在することはできない。我々はロシアモジュールの責任を米国に移管するか、あるいはステーション維持に必要な課題を国家予算ではなく、商業ベースで行うことになる」と同氏は語った。
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