テスラ 上海のモーターショーで抗議の女性に謝罪

米テスラは上海国際モーターショーでブレーキ不具合を理由に抗議行動を起こした女性に対し謝罪した。女性はスローガンを掲げ、自動車の屋根に立つなどして、5日間拘束されていた。香港の日刊英字紙「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」が報じている。
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テスラ社は「自動車の所有者の問題解決が遅れたことを深く遺憾に思う」「当社は常に最大限、顧客と積極的にコミュニケーションをとり、顧客の問題の解決策を探すよう努めている。当社は自身の責務を果たす」とコメントしている。

コンサルティング会社「上海ソーレイ」のシニアマネージャーであるエリック・ハン氏は「中国製テスラ車の品質に対する苦情は同社にとって懸念材料」だと語る。2021年第1四半期の中国市場におけるテスラ電気自動車の販売台数は6万9千台で、同期世界販売台数の37.7%を占めるという。

​今回の事件は19日、上海の第19回自動車産業国際展示会で起こった。女性はテスラ車のブレーキ不具合を理由に、同社展示車の屋根に上り、抗議を示した。女性は「てすらのブレーキは壊れている!」と騒ぎを起こした。

テスラ車については中国各地で走行中の自然加速や自然発火があったと報道が相次いでいたところで、今回の事件は中国内のSNSで大きな反響を呼んだ。


17日夜、米国テキサス州で2019年式のテスラ社自動車モデルSが事故を起こし、2人が犠牲となった。警察の調査が現在も続いているが、自動車は無人運転モードで走行していたことが指摘されている。

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