中国政府 ジャック・マー氏の有価資産の没収を決定

中国人民銀行は、国営企業にジャック・マー氏の企業アント・グループの消費者金融に関するデータを提供することを決定した。この企業は、マー氏のインターネット帝国の最大の有価資産の1つとされる。交渉の過程に詳しい情報筋を引用しフィナンシャル・タイムズが報じた。
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同誌に対しある情報筋は、国家規制が自社ビジネスの主要部門に関する情報の収拾と分析というアントの能力を危機に陥れていると語った

アントグループと取引のある銀行家は、「とても強力な国家の干渉が 産業の足を引っ張ることになる」と指摘した。

中国人民銀行の元職員は、「アントのクレジットデータが銀行家にとって大きな価値があることは間違いない」と強調した。

規制当局の見解に詳しい別の情報筋は、「アントグループは自社データの利用で合法的手段を見つける必要がある」と述べた。同氏によれば、もっとも良い解決方法は、中国人民銀行が承認する信用報告の取扱り企業を創設することだという。

アント側はフィナンシャル・タイムズへのコメントを拒否。また、中国人民銀行も同紙の照会に応じていない。

この間、中国当局は、ジャック・マー氏が設立したアリババ社に対し独占禁止法違反で過去最高額の罰金を課している。

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