米大学、爆撃犠牲となった黒人の遺骨を教育目的で使用=メディア

米国の複数の大学が、1985年の警察による爆撃で犠牲となった黒人の子供たちの遺骨を故人である両親の同意を得ずに人類学のオンライン授業で用いたという。英ガーディアン紙が報じている。
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同紙によると、1985年5月、米フィラデルフィア警察と黒人擁護組織「MOVE」が対立し、組織の自宅が爆撃された。組織の関係者11人が死亡し、そのうち5人は7〜14歳だった。

犠牲となった1〜2人の子供の遺骨は、過去36年間、ペンシルベニア大学とプリンストン大学の人類学コレクションで保管されていたという。

同紙は「研究所はひどく焦げた遺骨を保管し、2019年から故人である両親の同意を得ずに教育目的でそれらを使用した」と記している。

陪審員ら、フロイド氏を殺害した元警官に有罪判決

全米で抗議デモ ミネアポリスの黒人男性死亡事件

米ミネソタ州ミネアポリスで2020年5月25日、アフリカ系米国人のジョージ・フロイドさんが偽造紙幣を使用した疑いで拘束された。手錠をかけられたフロイドさんが、白人警察官らによって道路に押さえつけられる様子をとらえた動画がインターネットに投稿されて以来、ミネソタ州をはじめとする米国のいくつかの州で、大規模な抗議活動ブラック・ライヴズ・マター(Black Lives Matter、BLM)運動が始まった。

ブラック・ライヴズ・マター運動は今年1月、ノルウェーの国会議員によって2021年のノーベル平和賞に推薦された。

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