新型コロナウイルス

日本、コロナワクチン接種後の死亡例10件に 因果関係は不明=厚労省

日本の厚生労働省は23日、新型コロナウイルスワクチン接種による副反応について、接種後の死亡例が新たに4人報告されたと発表した。18日までに接種した121万人余りのうち、計10人が死亡した。接種との因果関係は、「評価できない」とされている。NHK等が報じている。
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新たに死亡が報告された4人は30~100歳代の男女で、死因は心室細動や敗血症など。このうち、37歳の男性は不整脈と診断されたことがあり、102歳の女性は接種前に誤嚥ごえん性肺炎を患っていた。

厚労省は、102歳の女性に関し「高齢で、もともと全身状態がすぐれなかった可能性があり、接種と死亡との因果関係は評価できない」としている

また、「体調がすぐれない人や基礎疾患が悪化している人については接種を延期し、回復してから接種を行うことを検討してほしい」と呼びかけている。

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これまでに、ワクチンの接種を受けた医療従事者や高齢者のうち死亡したのは合計10人。このうち最も若い26歳の女性看護師は、接種から4日後に死亡した。死因は、脳出血やくも膜下出血と診断された。この女性を含め、厚労省はいずれも接種との因果関係は評価できなかったとしている。

日本国内では18日までに、米ファイザー製ワクチンで193万回余り(うち一般高齢者は1万3369回)の接種が行われた。アナフィラキシーと判断されたのは88件で、発生頻度は接種100万回当たり46件。

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