「スプートニクV」のツイッターアカウントでロシア直接投資基金(RDIF)が言及したところによると、欧州連合(EU)で最初にスプートニクVを使用したハンガリー政府が、5つのワクチンの安全性と有効性に関する最新のデータを公開した。
「スプートニクV」は、安全性(死亡数が32分の1から7分の1)と有効性(コロナウイルスの感染数が7分の1から2分の1)の面で最高指数を示したことが判明した。
例えば、「スプートニクV」を接種した10万人のうち、コロナウイルスに感染したのは95人だけで、死亡したのは1人だった。これに対し、アストラゼネカ社製ワクチンは10万人あたり700人が感染し、7人が死亡。ファイザーおよびバイオンテック社製ワクチンは10万人あたり555人が感染し、32人が死亡した。
「スプートニクV」の製造者は「ハンガリーのデータによると、『スプートニクV』はmRNAワクチンよりも接種10万回あたりの死亡数が32分の1から20分の1で、新型コロナウイルスの感染例は6分の1から2分の1」と指摘した。
特に、ファイザー社製ワクチンには「スプートニクV」接種後よりも32倍も多くの死亡例が確認されたことに関しては、製造者も語気を強めた。
「スプートニクV」は60ヶ国で承認され、これらの国々の人口は全体で30億人にのぼる。ワクチンの承認国の数では世界2位。2月、世界的に権威の高いランセット誌が「スプートニクV」の有効性は91.6%であると高く評価した。
「スプートニクV」の有効性については4月20日、ロシア直接投資基金と開発した国立ガマレヤ研究所が、2段階方式の接種が終了した380万人のデータ分析の結果、97.6%という数値が出たことを明らかにした。
関連ニュース