奈良県が GoToイート追加発売 医療現場から崩壊加速と怒り

奈良県は26日、外食需要喚起キャンペーン「GoToイート」のプレミアム付き食事券を追加発売した。毎日新聞が報じた。近隣府県に緊急事態宣言が発令され、県内の病床数がひっ迫する中での奈良県の追加販売の決定に医療関係者からは医療崩壊を加速させる気かと驚き、憤りの声があげられている。
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奈良県は4月26日、食事券(紙クーポン)の追加販売を発表した。プレミアム率20%の食事券は1セット10,000円で12,000円分で、使用期限は2021年6月30日(水)まで。

奈良県の新規感染者数は、26日付の読売新聞の報道によれば4日前の4月22日に過去最多の125人を記録した後、ここ数日は90人から104人の間で上下。26日は56人まで減った。

毎日新聞の報道によれば、追加販売に踏み切った奈良県の荒井正吾知事は、県内の飲食店における感染拡大の証拠はないとし、営業時間短縮も求めていない。この発言にツィートでは「開いた口が塞がらない」「大阪の隣でこんな次元が違うことをやっていていいのだろうか」次々と批判が挙げられている。

なお、新規感染者数が4月26日、都道府県中最多の924人に達し、緊急事態宣言の発令されている大阪府では、奈良県とは逆に食事券の利用を5月5日まで極力控えるよう理解と協力を求めている。大阪府は券の利用期間を6月30日まで延長した。

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