新型コロナウイルス

妊婦にとって新型コロナは予想以上に大きなリスク

オックスフォード大学の研究者らは、新型コロナウイルスはこれまで考えられていた以上に妊婦にとって大きなリスクであることを明らかにした。同研究者らが雑誌『 JAMA Pediatrics』に報告を発表、サイト「Science Alert」が研究について報じた。
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2020年3月から10月に研究者らは、18ヶ国2130人の妊婦を調査し、そのうち706人がコロナウイルスに感染していると診断された。同じ時期に同じ病院で健康な妊婦の2人に対し1人が感染したことになる。専門家らは出産まで、および退院まで彼女らの状況を観察した。

赤ちゃんは、抗体を含む母乳を飲んでいる間はコロナから守られている可能性がある=学者
新型コロナウイルスに感染した妊婦は重症化や集中治療での入院、さらに死亡といった高いリスク(50%超)に晒されていることが明らかとなった。新生児も同様に早産や他の合併症が生じる割合が著しく高く(3倍)なった。しかし、無症状の患者ではリスクは感染していない者と同じであった。

3月にアイルランドでは妊娠時にコロナウイルスに感染した女性に死産が発生したことが報じられた。

今年1月にはロシア保健省の産婦人科の主任専門家は、出産を計画している女性はあらかじめコロナウイルスの予防接種を受ける必要があると警告した。

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