中国科学院の
研究者らは、地球の重力場を観測した人工衛星GRACEのデータを分析した。その結果、氷河の融解の過程で大量の水が移動したことで地球の質量の配分が変わり、それが地球の自転および地軸の位置に影響してしていることがわかった。
研究グループは、氷河の融解で極の位置が南から東方向にずれたことを突き止めた。この他、 1995 年から2020にかけて移動の速さは1981年から1995年の期間に比べ、17倍加速 していることがわかった。
研究者らは、極のずれは極圏の氷河の融解が主な原因で起きており、こうした変化は0.001秒単位で1日の長さに影響しうると指摘している。
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