新型コロナウイルス

欧州医薬品局 ファイザー、モデルナ接種後の血栓例は調査せず

欧州医薬品局(EMA)は欧州経済圏内でワクチンの接種後に血栓が出来たしたとして通知が入った例がファイザー製ワクチンで11件、モデルナ製で2件あったものの、なんらかの調査は行わず、観察を続けると発表した。
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EMAは「血栓が出来た例が数件登録されたものの、これらの製薬による血栓の拡大リスクを特別に調査するには、この数字は極めて低い」と発表し、ファイザーは6000万本あたり11の血栓例、モデルナの場合は500万本の接種で2例と説明している。

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EMAは一方で「(血栓の生成が)ワクチン接種後に登録されたという状況を慎重に見守っている」と発表している。
EMAはこれより前、ジョンソンエンドジョンソンの医薬品部門ヤンセンが製造したワクチンで血栓が生じた例についてはデータ調査を開始している。 

これより前、他のアストラゼネカのワクチンによって重症化した例が報告されており、EMAもアストラゼネカのワクチン投与が血栓に関係した疑いがあることを認めている。

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