三菱航空機 スペースジェットの損失補填に資本金99%削減

三菱重工業の子会社で「Mitsubishi SpaceJet(三菱スペースジェット)」の開発を行ってきた三菱航空機が2021年3月、1350億円の資本金を99.6%削り、5億円に減らしたことが29日、明らかになった。朝日新聞、読売新聞など日本のマスコミが報じている。
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大幅減資分は、昨年秋に開発が凍結された国産小型ジェット旅客機「MSJ」事業での累積損失の補填に使われた。朝日新聞の報道では、MSJの開発凍結は大幅な設計変更による開発費の増大や6度も繰り返された納期延長に加え、コロナ禍で航空業界全体の低迷が大打撃となった。

三菱航空機には三菱重工のほか、トヨタ自動車や三菱商事なども出資している。 同社では人員の9割削減など、大々的なリストラを行い、3月の時点では資本準備金もゼロに減らした。

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