小惑星リュウグウのサンプル内 水と関係ある物質=JAXA

日本の宇宙探査機「はやぶさ2」が小惑星リュウグウから持ち帰ったサンプルの簡易分析が行われ、水に関係ある物質が含まれていることが明らかになった。JAXA(宇宙航空研究開発機構)「はやぶさ2」プロジェクトマネージャーが30日のオンライン会議で報告した。
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同氏は「簡易分析で赤外線を照射したところ、水が存在したことを示すデータが得られた」と語った。詳しいデータについては6月から開始される本格分析で得る予定だという。

またNHKは4月27日、リュウグウのサンプルの簡易分析の結果、有機物が含まれている可能性が高いデータが得られたことを報じている。

「はやぶさ2」は昨年12月5日、小惑星リュウグウのサンプルを入れたカプセルを地球に落とし、6年間のミッションを終えた。カプセルは豪南部ウーメラの立入禁止区域に無事に着地し、日本の関係者に発見された。カプセルはすぐに東京近郊にあるJAXA研究所に運ばれ、すでに専門家が多数の土壌粒子などを確認している。粒子は暗い色をしているという。JAXAでは事前の選別などを済ませた後、今夏には本格分析に入れるとしている。

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