新型コロナウイルス

日本政府  インドに緊急援助 医療機器供与へ

急速な感染拡大に苦しむインドの医療体制を支援するため、日本政府は4月30日、緊急の措置として人工呼吸器と酸素濃縮器を各300台供与することを明らかにした。NHKが報じた。
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NHKの報道によれば、加藤官房長官は、記者会見で「人道的観点とインドとの友好関係に鑑み、新型コロナによる被害を受けた方々を支援すべく、緊急援助を行うこととしたものだ。インドの感染状況に応じ、今後も迅速な追加支援を検討していきたい」と述べている。

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インドは現在、コロナウイルスの感染者数で世界2位。先日、東部の西ベンガル州では三重の新変異株B.1.618が検出されている。インド保健省の最新データではインド国内の感染者数は1830万人で回復者は1500万人以上、感染または感染の影響による疾病を原因とした死亡は20万4000人。毎日、数千人が死亡し、遺体は処理が間に合わないため、道端で直に火葬されるケースもある。

インドは明日、5月1日からロシアのコロナウイルスのワクチン「スプートニクⅤ」の接種プログラムを開始する。

インドの感染状況について世界保健機関(WHO)欧州地域局のハンス・クリューゲ事務局長は29日、自衛策が緩み、ワクチン接種率が極めて低い場合、インドに類似した状況は世界のどの国で起きてもおかしくないと指摘している

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