新型コロナウイルス

日本のワクチン接種率は1%台 EUの日本供給本数と日本政府数値にずれ

日本国内のコロナウイルスのワクチン接種が遅れをとっていると批判される中で、EUは26日、EU域内で製造された5230万回分のワクチンが日本に向けてすでに輸出が承認済みと発表した。ブルームバーグが報じた。
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これに対して河野太郎行政改革担当相(ワクチン担当相)は23日の日本放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演した中で、5月の連休明けからは、毎週1000万回分のワクチンが届いて、順調に走り出すと語っており、現在届いている本数は約2800万回分だと説明している。

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ブルームバーグの調べでは、接種を受けた日本国民はわずか1.3%。米国の接種率は37%、英国は約36%と桁が異なる。

4月29日付の中央日報が挙げた日本の接種率は1.1%。アジアでも中国、インド、シンガポール、韓国に遅れを取り、フィリピンやタイなどの低所得国のみ、わずかに上回っている状態と指摘している。

これに対して、JCASTニュースに記事を投稿した高橋洋一氏は、先進国で最低という日本の接種率は感染者数との関係でとらえるべきと主張する。高橋氏はワクチン接種回数と関係するデータを解析した結果、感染者が多い国ほどワクチン接種が多いという結果を導きだし、日本は感染状況が悪化していないため、世界から大量のワクチンをかき集めることはできないと指摘している。

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