投資家らと行った大2四半期の決算に関する協議の中で、ティム・クックCEOは、アップルは半導体の不足に直面しているとし、プロセッサの不足によりMacとiPadは供給不足になる見込みだと述べた。
一方、ルカ・マエストリ最高財務責任者(CFO)は品不足により第3四半期の売上高が30億〜40億ドル程度の損失となる可能性があると指摘した。
クックCEOは、半導体不足は主に旧世代型のプロセッサが使用されている製品に影響を及ぼすとしている。今後、半導体不足がどれくらい続くかについては言及しなかったが、2020年にはそのような問題はなかったと指摘した。
これに関連し、ブルームバーグはMacとiPadは2020年でもっとも販売台数が多かった商品の一つであったとし、こうした売上の成長について、新型コロナの感染拡大により、数百万の人々が自宅でのリモートワークを強いられたことから、それに必要な機器が必要となったためだとしている。専門家らはプロセッサの不足は、iPhoneの製造には影響していないと見方を示している。
先日、アップル社は第2四半期の決算を発表。純利益は236億ドル(前年同期は112億ドル)、Macの売上高は91億ドル、iPadは78億ドルだった。
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