ロシア政府 オープン・スカイズ条約の廃棄通告を承認

ロシア連邦政府はオープン・スカイズ条約の廃棄通告案をウラジーミル・プーチン大統領に提出し、承認することを決定した。関連文書がロシア連邦法律データのインターネットサイトで公表された。
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発表では、「ロシア連邦議会下院での審議用に、1992年3月24日にヘルシンキで署名合意されたオープン・スカイズ条約の廃棄通告案が、ロシア大統領に提出、承認される」と述べられている。

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2020年11月22日、米国は公式に同条約から脱退した。4月15日には、米国側から同条約についてなんらかの具体的行動が取られなければ、ロシアは夏までに条約から脱退する可能性があると報じられていた。

昨年の夏、すでにロシア外務次官は、オープン・スカイズ条約は「ドミノ理論」により崩壊するおそれがあると表明した。


オープン・スカイズ条約

オープン・スカイズ条約は1992年に署名が行われ、冷戦後の欧州で信頼を強化する方策の1つとなった。条約は2002年から効力が発生し、加盟国に相互の軍事力と施策の情報をオープンに収集することを可能とした。これまで条約へは34ヵ国が加盟していた。

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