パイプライン企業へのサイバー攻撃は、米国への燃料供給を混乱させるおそれがある=ブルームバーグ

ビジネス情報の通信社ブルームバーグは9日、米石油パイプライン大手コロニアル・パイプラインへのサイバー攻撃は、米国への燃料供給を混乱させるおそれがあると報じた。
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先に、コロニアル・パイプラインがサイバー攻撃を受けたと報じられたのを受け、燃料の先物価格が値上がりしたと伝えられた。ニューヨーク・マーカンタイル取引所では、ガソリン価格が0.85%高の1ガロン(3.785リットル)=2.1317ドルまで上昇し、ディーゼル燃料は1.06%高の1ガロン=2.0106ドルまで値上がりした。

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ブルームバーグは、今回のサイバー攻撃が液体燃料市場の不安と米東海岸におけるガソリンおよびディーゼル燃料供給の混乱を引き起こすおそれがあるとしている。コロニアル・パイプラインは、米東海岸の燃料の45%を供給しているという。

コロニアル・パイプラインは8日、ランサムウエア(身代金ウイルス)によるサイバー攻撃を受けたとホームページで発表した。ロイター通信によると、「DarkSide(ダークサイド)」と呼ばれるハッカー集団が、今回のサイバー攻撃の背後にいる可能性があるという。攻撃を受け、コロニアル・パイプラインは業務を一時的に停止した。

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