ファウチ氏は、NBCテレビの放送で「米疾病対策センター(CDC)はこれまでずっと、おそらく実際の死者数よりも少なく見積もっていると言っていた」と述べた。
連邦および地方自治体、メディア、その他のオープンソースからのデータを要約したジョンズ・ホプキンス大学の最新のデータによると、米国では58万1572人がコロナウイルスで死亡している。
しかし、ワシントン大学の研究によると、90万人以上が死亡したと推測されている。ファウチ氏によれば、この統計は誤りである可能性もあれば、正しい可能性もある。
ファウチ氏は「いずれにしても、我々は間違いなく、これまでずっと不確実な記録を行ってきたし、未だ続けている」とまとめた。
先に、ワシントン大学保健指標評価研究所(IHME)は、独自の見積もりにより、パンデミックが始まって以来、新型コロナウイルス感染症による死者数は世界で約690万人にのぼると報告した。これは、公式の推定値の2倍以上となる。
関連ニュース