1月6日に発生した米議会襲撃事件に対するトランプ氏の発言を受け、Twitch、ツイッター、Facebook、YouTube、インスタグラムは、アカウントを凍結した。トランプ氏がこれらのツールを通じて抗議参加者にメッセージを向けたとして、このような対処が取られた。
Facebookの監督委員会は、トランプ氏は規約違反を犯したと認めており、アカウントの停止は正しい決断だとの見解を示している。その上で、マコーネル共同委員長は、無期限の停止という処分は適切なものではないと指摘。Facebookはしかるべき説明も行っておらず、規約にはそのような項目もないことから、この決定は正しいものではないと述べた。
またマコーネル氏は、1月6日のトランプ氏の発言は、一見、平和的な行動を呼びかけたように見えるが、実際には支持者らに暴力を促したものだと強調。「個人および団体に対する危険行為を奨励することを禁じたFacebookの規約は、トランプ前大統領を含め、利用者すべてを対象としたものであり、トランプ氏の行動はこの規約に違反するものである」とした。
さらにマコーネル氏は、Facebookの規約は「カオス状態」にあり、不透明で、分かりにくく、一貫性がないとし、委員会はこうした状況を改善するのための時間を与えると述べた。
先に、Facebookの監督委員会はトランプ前大統領のアカウントの停止を継続するとの決定を承認し、Facebookに対しては、6ヶ月の間にトランプ氏のアカウントを永久凍結するのか、一定の期限を設けるのか判断を下すよう求めていた。
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