バイデン大統領「プーチン大統領に会う」 パイプラインへのサイバー攻撃、露の関与に言及

ジョー・バイデン米大統領は10日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と会談を行うとの確信を表明した。
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バイデン氏は、ホワイトハウスでの演説の最後に、記者団の一人から「米精油パイプライン『コロニアル・パイプライン』へのサイバー攻撃に『ロシアが関与した』と考えているか」と問われた。

これに対し、バイデン氏は「私はプーチン大統領に会う。ランサムウェアがロシアに存在するという証拠はあるが、米国の諜報機関からはロシアが関与しているという証拠は今のところ聞いていない」と答えた。

バイデン大統領は6月に欧州を訪問する。その過程で「プーチン大統領との首脳会談に向けて作業を進めている」と述べていた


一方、ロシアのドミトリー・ペスコフ大統領報道官は10日、「コロニアル・パイプライン」へのサイバー攻撃に関連するランサムウェアがロシアに存在する証拠があるというバイデン大統領のコメントに対し、「ロシアはこれとは何の関係もない」と述べた。

パイプライン企業へのサイバー攻撃は、米国への燃料供給を混乱させるおそれがある=ブルームバーグ

ペスコフ氏は、ロシア政府がこの事件について米政府と対話の姿勢を取るかという質問に、「米国はサイバー犯罪対抗への協力を拒否している」と強調した。

米運輸省は10日、「サイバー攻撃によるコロニアル・パイプラインのシステム停止を受け、南部テキサスや東部ニューヨークなど18の州・地域のガソリン、ディーゼル燃料、航空機燃料などの供給に適用する」と緊急事態を発表した。

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