日米仏、市街地戦を想定した訓練実施へ=日本の防衛省

日本の九州で11日に始まる日米仏共同訓練では、市街地戦を想定した訓練が実施される。日本の防衛省によると、共同訓練は、九州西方海空域、長崎県の相浦駐屯地、宮崎県と鹿児島県にまたがる霧島演習場で実施される。
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霧島演習場では15~16日にヘリボン訓練や市街地戦闘訓練が行われ、15日に霧島演習場に展開する隊員は、フランス軍艦艇、米軍艦艇、日本の海上自衛隊艦艇からヘリコプターCH-47またはV-22 オスプレイを使って降着する。日本の陸上自衛隊およそ100人、仏陸軍およそ60人、米海兵隊およそ60人の計約200人が訓練を行うという。

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日米仏共同訓練の期間は11~17日。日本国内での演習に仏軍が参加するのは初めて。

また同じ日程で、日本の海上自衛隊、米海軍、フランス海軍、オーストラリア海軍の共同訓練が東シナ海で実施される。

日本の岸防衛相は11日の閣議後の記者会見で、日米仏豪の共同訓練について、日本の海上自衛隊が11~17日までの間、東シナ海で仏海軍及び米海軍、豪州海軍も加えた4カ国の艦艇・航空機による対潜戦訓練のほか、航空自衛隊のF-2戦闘機の支援を得て防空訓練を実施するとし、「陸軍種と海軍種の協同による着上陸訓練として、地上部隊がヘリコプターで洋上の艦艇から霧島演習場に展開するという一連の訓練も行う」と述べた。

また岸氏は、今回の陸上・海上での共同訓練が「ARC21」(アーク21)と名づけられたことを明らかにし、「防衛省・自衛隊としては、この『ARC21』を通じて、『自由で開かれたインド太平洋』のビジョンを共有する日米豪仏4カ国の協力関係を一層深化させるとともに、島嶼防衛に係る自衛隊の戦術技量や4カ国との連携を更に強化してまいりたいと考えている」と語った。

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