内閣官房参与が日本の感染者数を「さざ波」と表現 批判殺到

日本の内閣官房参与である高橋洋一氏が10日、日本における新型コロナウイルスの感染者数についてツイッターで「さざ波」という表現を用いたことに対して批判の声が相次いだ問題で、同氏は11日、この発言についてツイッター上で釈明した。日本のメディアが報じている。
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高橋氏は9日、自身のツイッターアカウントで、米国やカナダ、インドなど各国の新型コロナウイルスの新規感染者数を比較したグラフを引用し「日本はこの程度の『さざ波』。これで五輪中止とかいうと笑笑」という文章を投稿した。

​このツイートは拡散され、「亡くなった方の遺族に対して本当に失礼」「人間一人の命を何だと思っているのか」「『この程度のさざ波』にマトモに対応できていない国がどうやって国際大会を開こうというんです?」など批判のコメントが相次いだ。また、発言の撤回と謝罪を求める声も上がった。

これを受け高橋氏は10日ツイッターで、発言に対する謝罪は撤回はしなかったものの「世界の中で日本の状況を客観的に分析するのがモットーなので、それに支障が出るような価値観を含む用語は使わないようにします」と釈明した。

​また、これに関して加藤官房長官は10日の記者会見で「個々の考えや発信などについて、政府として一つ一つコメントは差し控えさせていただきたい」とした上で、「政府としては、国民の命と暮らしを守ることを最優先に必要な対策を行ってきた。引き続きこのような姿勢で取り組んでいきたい」と述べた

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