ブリンケン国務長官はアシュケナジ外相と電話会談を行い、ハマスによるロケット攻撃を批判したほか、緊張緩和に向けた取り組みの必要性を伝えたという。
我々はイスラエルと、ガザ地区からロケットを発射している組織との間で始まったエスカレートに深い懸念を示し、忍耐と冷静さを発揮するよう呼び掛ける。
また、イスラエルには防衛権があり、パレスチナ人には安全保障上の権利があるとも指摘した。
我々はイスラエルとガザ地区で発生した犠牲に深い懸念を示す。そこでは子どもが犠牲になったほか、多くの無実の市民が負傷した。また、エルサレムもそうだ。そこでは数百人のパレスチナ人と、イスラエル警察の職員らが負傷した。
ブリンケン国務長官との会談でアシュケナジ外相は、イスラエル側には主権を守る権利があるとして、自国民に対する暴力を断固として阻止する姿勢を強調したという。アシュケナジ外相がツイッターへの投稿で明らかにした。
米国政府はパレスチナの「公的人物」と交渉を進めており、あらゆる国際的フォーマットで自らの立場を拡大させていくという。
リアノーボスチ通信の消息筋によると、国連安保理は「占領されたパレスチナ領内で起こっている状況」について、12日に非公開で協議を開催するとのこと。
東エルサレムでの衝突は数日間続いている。エルサレム赤新月社によると、10日朝にパレスチナ人とイスラエル警察の衝突が再開し、80人の市民が負傷した。数日の間で負傷したパレスチナ人の数は300人を超えた。
11日に衝突は再開し、イスラエル側の最新情報によると、ガザ地区からはこの日だけで150発以上のロケット弾が発射された。これに対してイスラエル国防軍はガザ地区に空爆を行い、この作戦によりガザ地区では児童ら10人を含む30人が犠牲になった。
イスラエル側の最新情報によると、ガザ地区からはあわせて600発以上のロケット弾が撃ち込まれた。