エルドアン大統領は9日に行った演説の中で、EU加盟に向けた動きを継続する姿勢を強調した。
EUがグローバルなプレイヤーになるうえで最大の障害は戦略的忍耐とビジョンの欠如である。EUは構造上の新たな再編を必要としているが、何よりもまず決定採用の仕組みを見直すべきだ。我々の国の貢献と支援抜きに自らの力を維持できないことは明白だ。
エルドアン大統領によると、トルコはEUのダブルスタンダードに晒されているものの、加盟にむけた作業を継続しているという。
トルコは1963年にEU(当時はEC)加盟に関する協定に署名し、1987年には加盟承認を求める申請書を提出した。しかし、加盟に関する交渉が始まったのは2005年のことだった。また、意見の相違により、交渉は難航を極めてきた。
2016年にEUはトルコが欧州への難民を食い止めることと引き換えに、交渉を加速させてきた。
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