リアノーボスチ通信からの取材に答えたバラノワ教授は、「米国では、ロシアよりもワクチン接種が進んでおり、すでに50%以上の国民が接種を終えていることから感染者数は減少傾向にある」と指摘した。
また、接種率が50〜70%にならなければ、感染拡大は抑えられないという悲観的な見方もあるとしつつ、「わたし自身は、接種率が30%に達すれば、感染者数は減少していくものと考えている」と楽観的な予測を示した。
公式データによれば、ロシアでワクチン「スプートニクV」の2回の接種を終えた人はおよそ1,000万人で、これは人口の10%以下となっている。バラノワ教授は、「このような数値で、ワクチンによる感染者数の低下を期待するのは時期尚早だ」と指摘した。
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