ハマス、休戦のための要件を挙げる

イスラム原理主義組織「ハマス(イスラム抵抗運動)」はイスラエルとの交渉で、緊張緩和の第一の要件は停戦であると仲介者に通告した。元ハマス党首でパレスチナの政治家ハーリド・マシャアル氏が述べた。
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マシャアル氏は、TRT(トルコ国営放送)のアラビア語チャンネルの取材に「トルコ、カタール、エジプトは、ガザ地区とエルサレムでのイスラエルによる攻撃の緩和と停止に向け取り組んでいる」と語った。

ハマスの要求は、「アルアクサ・モスク」からのイスラエル治安部隊の撤退、モスクへの信者の出入り許可、シェイク・ジャラ地区住民追放の停止、そしてここ数日の衝突の中で拘束された人々の釈放など。

マシャアル氏は「我々は、緊張緩和の第一の要件は攻撃の停止であると仲介者に通告した」と述べた。

イスラエル軍、ガザ地区侵攻の準備について発表 ガザ地区攻撃で119人が死亡

イスラエル軍とガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスの衝突は10日夜にエスカレートした。エスカレートが進む中でロケット約2000発がガザ地区からイスラエル領内に発射された。イスラエルも同様にガザ地区に向け数百回におよぶ攻撃を行った。

ユニセフの報告によると、5月10日以来、ガザ地区では34人の子供が犠牲となった。

また、赤新月社によると、衝突がエスカレートする中で1330人以上のパレスチナ人が負傷した。

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