ユーロビジョンの準決勝は、オランダのロッテルダムにあるAhoyステージで18日に開催された。ロシア代表のマニジャはこの歌合戦に Russian Woman という歌で参加している。大会はトーナメント制で、準決勝には合わせて16人のアーティストが参加した。
マニジャが参加した準決勝からはロシアのほか、ノルウェー、イスラエル、アゼルバイジャン、マルタ、リトアニア、キプロス、スウェーデン、ベルギー、ウクライナのアーティストらが決勝に進んだ。
2つの準決勝からそれぞれ10人のアーティストが決勝に進むほか、英国、スペイン、ドイツ、イタリア、フランス、そしてホスト国のオランダからもアーティストが1人ずつ参加し、決勝の参加国は26になる。
マニジャはユーロビジョンの決勝に向けて、「自分らしく歌いたい」とコメントした。 準決勝の出演後に行われた記者会見でマニジャは次のように語った。
私の目標はひとつだけ。音楽の中では、それがユーロビジョンだろうと何だろうと、自分らしくありたい。そして今日も自分らしくありたい。私たちはこのステージに立つことができて、とても嬉しい。だから、決勝では今よりもう少しクレイジーになると思う。でも自分らしくありたい。自分らしくあることが成功への近道だから。何位だろうが構わない。ただ、自分らしくありたい。
マニジャはタジキスタン出身のロシア語話者で、ロシアを代表してユーロビジョンに出場した。マニジャは決勝出場を決めるまで、ロシア語の歌で出場することに対し、国内からも批判を受けていたという。
これまで私はよそ者扱いされてきたし、ロシア語の歌では決してファイナルには進めないとたくさん言われ、とても傷ついた。
ただしユーロビジョンにはt.A.T.uなど、ロシア語の歌で決勝進出を果たしたアーティストもいたことをマニジャは指摘した。
だからロシア語で歌うロシアの女であるということに私は誇りを持ちたい。ロシアよ、私はお前がとても好きなんだ。好きで好きで仕方ないんだ。だから、みんなもっとロシア語で歌えよ、と私は言いたい。
ユーロビジョンの大会は2020年、新型コロナウイルスのパンデミックにより開催が中止された。2021年の決勝戦はロッテルダムで22日に予定されている。