投与されたのは、パーキンソン病の薬「ロピニロール塩酸塩」。同チームは、ALS患者のiPS細胞から作製したiPS細胞で病気の状態を再現させることに成功。約1200種の既存薬の投与で効果を調べ、2016年に治療薬候補としての有望性を確認していた。2018年に治験を開始し、患者20人(発症から5年以内)に最大48週間にわたり投与を行なったところ、複数の筋肉で筋力低下が抑制されたことが明らかとなった。
研究チームは、死亡あるいは症状の進行を約7ヶ月遅らせることができ、服用の継続で効果がさらに上がる可能性があるとみている。
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