イスラエル政府は21日午前2時以降の停戦を正式に発表した。ガンツ国防相は20日夜に国防省が発表した声明で次のように指摘した。
私は参謀総長による指揮下で活動してきた安全保障部隊、そしてイスラエル国防軍に謝意を表したい。これらの部隊は直近の11日間、ガザ地区で活動するテロ組織との戦いで、規模、正確性、戦略的意義の点において、 未曾有の軍事的成果を成し遂げた。
なお、ガンツ国防相は引き続き市民の警護を継続するほか、安全保障部隊と国防軍は防衛が必要な地域において継続して活動することを発表した。
イスラエル政府の安全保障閣僚会議は20日夕方、全会一致でエジプト政府が提案した双方の停戦協定に応じることを決定した。この停戦協定に事前条件は含まれていない。停戦合意は21日午前2時から発動される。
イスラエル政府はガザ地区から7 km以内に暮らす市民に対し、特段の指示があるまで避難所で引き続き待機を続けるよう命令している。
イスラエル国境とガザ地区の情勢は5月10日夜に激化。21日の情報によると、交戦が始まって以来、ガザ地区からイスラエルに向けて合計4340発のミサイルが発射されたが、その多くがミサイル防衛システム「アイアンドーム」によって迎撃された。最新情報によると、イスラエルでは12人が死亡、約50人が重体。
また、イスラエルが報復として行った空爆によるパレスチナ人の死者は230人に達し、その中には子ども65人が含まれている。負傷者は1900人を超えている。
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