オックスフォード大学の研究者であるアーニャ・トピワラ氏は、「アルコール摂取が影響を及ぼさないとする基準値は存在せず、どんなアルコールのどんな量も有害だ」と指摘した。彼女は、以前考えられていたようにアルコールは脳の一部ではなく、全体に影響を及ぼすと強調した。
専門家らは、脳の灰白質の密度の低さはアルコールの摂取量に関連しているという結論に達した。また、アルコールにより飲酒者の灰白質の量は大幅に少なくなる。こうしたことから研究者らは、「飲む量の多い人は脳の活動が悪く」なると強調した。
研究者らは長い間、適度なアルコール摂取が人体に与える影響について論争している。一連の研究では、アルコール消費による肯定的な影響の存在が確認されているが、オックスフォード大学の研究者らはこうした結果には賛同していない。
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