司祭らは、「非常に伝染力のある病気」として、1721年と1764年に感染拡大が発生した天然痘について記述している。記録では、「米国沿岸から遠く離れた場所で始まった病気は大量の死者を生み出し、急速に拡大し、多くの人たちが感染した。予防接種は存在するが、その接種に関しては世論が2つに割れている」と述べている。
また、しかるべき天然痘の予防接種が行われたのはようやく18世紀末になってからだが、しかし、一部には予防接種に疑念を抱く人もいたと指摘がされている。当時、この記録をつけていた司祭が初のワクチン接種を促進したが、そのために殺されかけている。
図書館の記録係であるザハリ・ボドナル氏によると、300年前の記録には今日との類似点があるという。
ボドナル氏は、「過去をより多く知ることで、私たちは以前と同じ状況があることを理解できます」と強調した。
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