「ボコ・ハラム」の指導者が自殺か=メディア

西アフリカのナイジェリアで、イスラム主義の過激派テロ組織「ボコ・ハラム」の指導者アブバカル・シェカウ容疑者が、敵対する他のテロ組織に生きたまま拘束されるのを避けるため自殺を図ったという。ナイジェリア当局や情報筋の話を引用し、ウォール・ストリート・ジャーナル紙が報じている。
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ナイジェリア政府関係者らの話によると、シェカウ容疑者は「イスラム国(IS)」系過激派組織との衝突中に自殺した。同紙は、ナイジェリア当局からの公式な確証は届いておらず、テロ組織からの声明もないと指摘している。ナイジェリアの諜報機関が入手した電話による会話の記録によると、過激派らがシェカウ容疑者の死について話し合っていたという。

以前、軍の情報筋は、シェカウ容疑者が同国北部で敵対する「イスラム国(IS)」系過激派組織との衝突で負傷したと語っていた。情報筋によると、同容疑者の息子は銃創を受け死亡した。

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2015年3月、テロ組織「ボコ・ハラム」グループはイスラム国(IS、ロシアで禁止)への忠誠を誓い、「『イスラム国』の西アフリカ州」に改名。欧米の価値観に反旗を翻しているほか、国内全土で「シャリーア」(イスラーム法)の導入を主張している。

ニジェール、カメルーン、チャドなど、ナイジェリアの周辺国はボコ・ハラムを敵視しており、治安当局との間で交戦が続いている。

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