これは、22日に開かれた国際ホッケー連盟のオンライン総会で挨拶した際の発言だという。同紙によると、この発言が日本国内で報じられると「だれに犠牲を求めているのか」との反発の声がネット上で上がっている。
一方、会議に出席した関係者は、この「犠牲」という言葉について、出場者側もこれまでと違った形となりいろいろな制約があるが、それは我慢してやるべきという意味合いのものと受け止めたという。
21日には、IOCのコーツ調整委員長が東京五輪を緊急事態宣言下でも開催するとの考えを明らかにしている。
バッハ氏は日本国外からの観客受け入れを断念した3月にも、日本側の意見を尊重するとした上で「誰かが犠牲をはらわないといけない」との声明を出していた。