同紙によると、イランとIAEAとの間の核合意は失効したが、IAEAのラファエル・グロッシー事務局長はイラン政府との交渉継続を望んでいる。
イランとの国際的な合意の更新に向けて、新たな障害が発生している。イランの核エネルギー活動の一部を監視するという内容の合意が22日に期限切れを迎え、その合意に続く新たな合意はまだない。23日には、イラン議会の議長が、IAEAは今後、同国の核施設で撮影された監視カメラのデータにアクセスできなくなると発表した。
IAEAのグロッシー事務局長は、核合意を3ヶ月延長するようにイランと交渉している。この状況は、同紙が指摘しているように、核合意に署名した6カ国とイラン政府との交渉に影響を与える恐れがある。
ドナルド・トランプ前米政権は、2018年に再び一方的にイランへの制裁を発動。イランがそれに応答してコミットメントを徐々に減らしていったことで、2015年に結ばれた核合意は現在、崩壊の危機にある。
同紙によると、トランプ氏の後を継いで大統領に就任したジョー・バイデン氏は、核合意への復帰に関心を示しており、イランが再び約束を果たすことを期待している。
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