テドロス事務局長は2021年5月現在の感染者数が既に2020年の感染者合計を上回っている事実に注意を喚起した。死者数も今後3週間のうちに昨年1年間を超えるだろうと指摘した。
テドロス氏は2021年末までにすべての国の市民の30%にワクチン接種を済ませる目標を掲げる一方で、これまで接種されたワクチンの本数を合わせれば世界の医療従事者や高齢者への接種を十分に行えたはずだとして、「恥ずべき不公平だ。ワクチンを手にした少数の国々が、世界のその他の命運を左右している」と不公平な分配から感染状況が改善されないことへのいら立ちを表した。
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